Mar 5, 2019

サロンさど島 | 茶会



北沢浮遊選工鉱場跡



岩首の棚田



泉イネが佐渡島へ旅に出たのは2015年。作家を休み、学生の頃の能合宿の記憶を頼りに佐渡の宿坊へ。そこから出会った人、場所や風景についてと、これからの旅を集いながら話します。

金山、流罪、能舞台、世阿弥、芸能、豊かな自然。佐渡にまつわるあれこれ。
ある振付家と罪について話した記憶。近頃はあるキュレーターと罪と害の違いについて酒を呑みながら話しました。誰も傷つけたことのない人なんて居るのでしょうか?制作は、アートは?そんなあれこれも茶菓子をつくりながら話せたらいいかもしれないし、話さなくてもいいのかもしれないと思い始めています。

ひとつの島について想う、美味しい時間にしたいです。


サロンへ来られる方は佐々木友輔さん(映像作家)島敦彦さん(金沢21世紀美術館館長)。

タイミング合えば来られる方は木野彩子さん(振付家:舞踊家)、中村恩恵さん(振り付け家:舞踊家)、梶井照陰さん(佐渡島在住、写真家:僧侶)、寺田佳央さん(画家、「佐渡芸能アーカイブ」制作)、坂本大三郎さん(山伏:作家)、天野太郎さん(横浜市民ギャラリーあざみ野学芸員:札幌国際芸術祭2020企画ディレクター)、山出淳也さん(NPO法人BEPPU PROJECT代表)。

skyp参加されるかもしれない方は上條桂子さん(フリー編集者)などなど。


関連サイト



日程:2019年5月12日(日)16:00~19:00(出入り自由時間)
入場料:1,500円(ワンドリンク付)
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16



アクセス:京浜急行「井土ヶ谷」駅の改札出て正面の信号わたりすぐを左折、一つ目の交差点を右折、二つ目の角を左折、三井のリパーク後ろ、blanClass看板がある細い段々を上がって右の建物2階



能舞台

Jan 30, 2018

news paper vol.0 未完本姉妹







2008年から綴る制作「未完本姉妹」の news paper vol.0


これまで 佐渡〜新潟〜真鶴 で出会った方々の営む場所や
未完本姉妹制作に関わってくれた方々の 繋がりのある場所
新たに訪れた本屋さんなど…に置いてあります

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十三時(山形)
cafe ガシマシネマ(佐渡)
BOOKS f3(新潟)
北書店(新潟)
gallery TURNAROUND(仙台)
原美術館(品川)
真鶴出版(真鶴)
京都精華大学(京都)
五条モール(京都)
デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)
蟲文庫(岡山)
てんしん書房(茗荷谷)
谷中・ひるねこBOOKS(根津)
BOOKS青いカバ(駒込)
カモシカ書店(大分)
blanClass(横浜)
DIC川村記念美術館(千葉)
カメラのデンデン社(新潟)



news paper
写真:澁谷征司
デザイン:服部一成

Jan 5, 2017

狂言のようなはなし/未完本姉妹




                                          
未完本姉妹  冬の宴  2010



狂言のようなはなし/未完本姉妹



2015年の始め

絵描きのイネはふと思いつきました。
10年以上も前に自分の描いた絵が載っていたmagazine。そのデザインをしていた服部一成さんに会いに行こうと。イネはよくもわるくも直感を信じていました。その直感が外れることも何度も経験していましたので、外れたとしても構わない、糧になる。ぐらいで行動してしまうのでした。まずはメールを送り、応答はなかったので一週間後に電話をしました。その一年前に発症したバセドウ症のおかげでドキドキと脈も倍以上は早く、声は無様に震えましたが、それでもなんとか会ってほしいと伝えました。それはイネがずっとつづけてきた制作「未完本姉妹」のデザインを引き受けてほしかったからです。


直感はなんども失敗をして、ようやく研ぎ澄まされることもあります。制作をつづけてきて思い返せば恥ずかしい失敗だらけです。このまま消え入ってしまって何も残さず、忘れ去られてしまえばいいのに…そう思うことは幾度もありました。けれどもどういうわけか、作家の性(さが)か、静かな湖の水面へ浮かんでくる泡のようにぷかりとイメージが浮かんでくるとつい嬉しくて、愉しくなってきて、すこし温かくなって、その泡を大事に育てたくなって動き始めてしまうのでした。直感と失敗の繰り返しが、失敗への免疫力をつけるのかもしれません。


若かれし頃に憧れて見ていた(残念ながら廃刊した)magazineの、こういうのがデザインと思い込んでいる「デザイン」の境が崩れるようなデザイン。これは一体なんだろう?いつも驚きと新鮮さの混ざる線のコンポジション、幾重にも異なる素材同士は遊びながら一つの頁を成す。ときに字が絵のように見えてくるそのデザインを生み出す服部さんは、未完本姉妹をどう受け取ってくれるのか。



デザインは人の心へわかりやすく、時にたのしくシンプルに伝えるためのものかもしれませんが、イネは服部さんの手がける、思考が一瞬とまりながらも目は線や色を追いかけるかのようなデザイン(デザインと言うのもなんだか違う気さえする)、そこから自分でその中身にふれるまでの謎解きのような時間差に何とも魅了されていましたので、長い月日を経た未完本姉妹をどうしても、どうしても伝えてみたかった。そこからどんな予想外のデザインが生まれるのか。

そこにあるものことを、見る人の見る力に委ねながら伝えるような、de sign とは。


電話をすると服部さんは時間をつくってくれました。忙しい中、丁寧に話を聞いてくれました。そして苦笑いしながら何度か止まって沈黙しては唸っていました。その日は、ひとまず未完本姉妹について伝えるだけ。これからどうなるのか、どうするのか確かなことは決まっていなかったので、それまでの出来事と、漠然とした先のことを話して事務所をあとにしました。


ところが、その後しばらくしてイネは急に「未完本姉妹」の制作を進めることができなくなりました。病はなかなか安定せず、世界が混乱しはじめるのを目の当たりにして、直感と現実と日常がうまくかみ合わないような。このままでは進められないような、はたまたやっぱりこの制作は進めてはいけないような、封印してしまったほうがいいような。そんな気持ちになりました。作品、アートのもつ力に自分自身が向き合えなくなってしまったというか…服部さんを始め、協力してくれているピアニスト、映像作家、俳優…ほかにも話を聞いてくれていた人たちへ「いったん休みます」と伝え、自分へ猶予時間をあげました。なにせお金はたくさんないし、体も本調子ではない、夢だけでは明日も食べていけないことは重々身にしみていましたから。

2016年は休みながら「芸術」や「アート」と呼ばれる環境ではないところで黙々と働きました。いろんな年代の人たちがそれぞれの趣味、生活の話をしながら、ときに愚痴をこぼしながら働いている。その中に混じっている自分は奇妙でした。最初は慣れない作業で一杯で、なんでこんなことしなきゃならないのさ!って泣き入りそうにもなりましたが、一風変わった言動をしてしまう私を不思議そうに助けてくれる周りに受け入れられ、そこでの時間を楽しめるようになりました。


それまで長いこと現代美術の環境で、絵が一点売れれば数万~数十万が入ってくること、それを続けたら数百万、数千万まで延びてゆく…大きなお金の話が当たり前のように耳に入ってくる、そんな日々に慣れていました。そして作家は捨て身であることを望まれ喜ばれる。それを好んでか、そうじゃなきゃならないと自負もできたりする。実際、そういう状態でなければ生まれてこないものもある。そして、ほかに生活の糧はないのに必ず売れるとも限らない緊張。売れなきゃ、誰かから評価されなければ価値がないわけではないと分かっていながら、表向きはカッコイイのに裏では世の中のお金のうごきと一緒に変動し、遅々と衰弱していくかのような業界の栄枯盛衰に疲れはてていたイネには、時給がいくらでも動いた分かならず派生するお金にはなんとも言えないありがたさがありました。もう、制作する世界へ戻らなくてもいいかもしれない。ときどき、その稼いだお金で旅にでて、そこで出会う人たちと話し、まったく異なる生活や日常に触れることができました。生きる場所や手段がちがっても「そうだよね」と同じ想いをすることもあるし「それは違うんじゃないか」と言うこともできる。世界の様々な出来事と、一人一人の日常の出来事、かけ離れているかのようで、それぞれ忙しく想ったり考えている。そして日常に甘んじているわけではなく葛藤しながらも生きている。そういうことをお互いにざっくばらんに話す。旅先ならではの貴重な時をもらって、すこしずつ心にゆとりができました。人とつながっていくことは煩わしいこともあるけれど、楽しいし嬉しい。いつもとは違うところで出会う人は、いつもと違う自分を写し返してくれる。慣れてしまった自分自身をもういちど掘り起こしてくれるのかもしれません。


本当はたぶん分かっていたのです。ARTが表向きの格好良さの奥に、生きることに必要なことごとがギュっと色濃く在ることは。恥ずかしさやカッコ悪さを通り越したところにあって、単なる癒しではないことも。ただ、それをとりまく環境に疲れ果ててしまっていたのでした。


「そうではない」ところで制作を、もういちど。
まだ定かではないけれど、少しだけ、そのあたりかもしれないところが見え隠れする。おなじ環境だとしても前とはちがう関わりはできる。あとは進めてみなければ、進めてみたら、絵が行きたい場所へ連れて行ってくれる。


2016年の秋。再び服部さんの事務所を訪れました。一年半以上が過ぎていました。服部さんはまた唸りながら、できるかもしれない先のイメージを伝えてくれました。


2017年はここから始めます




                                         
未完本姉妹  春の宴  2009


photo : Seiji  Shibuya

Sep 26, 2016

休み時間 / DIC川村記念美術館

「レオナール・フジタとモデルたち」展会期中のワークショップです。



休み時間


案内人
泉イネ(美術家・絵描き)、神村恵(振付家・ダンサー)、眞島竜男(アーティスト)

要予約|定員15名|参加費3,000(2回分、入館料込み)


※「休みA」は必ずご参加ください。「休みB」は自由参加とします。


身体が休む。意識が休む。空間が休む。絵が休む。言葉が休む。美術館が休む。世の中が休む。自分を休む。美術館で休みを過ごしたい方、募集します。


休みA[灯りの消えた美術館で]


11月21日(月:休館日)12:00-16:00

休館日。館内の灯りは消えている。自然光だけの、薄暗い静かな空間。作品も休んでいる。床に寝そべり、転がることができる。気ままに歩ける。しゃべったり歌ったりもできる。こんな状況で休んでみたい方は、ご参加ください。



休みB[いつもの美術館で]

12月10日(土) 13:00-15:00

開館日。館内の灯りはついている。いつものように鑑賞者がいる。学芸員による展示の解説もある。その横に寝そべることができる。気ままに歩ける。静かにおしゃべりできる。こんな状況で休んでみたい方は、ご参加ください。


撮影:津田道子

https://twitter.com/kawamura_dic/status/921590234491400192

https://www.youtube.com/watch?v=Z587aBZT1hs


Sep 11, 2016

お婆ちゃん 前編




お婆ちゃん             前編 9/8/2016








お弁当が食べられなかった
幼稚園時代。

今ではウソみたいな話で
私は食事が嫌いな子供だった。


Oct 12, 2015

And Zone 夜 2012.2.13 回想

2012  上野の森美術館ギャラリー
ダンサー:中村恩恵 Megumi Nakamura、廣田あつ子 Astuko Hirota、吉田真由美 Mayumi Yoshida、清水美由紀 Miyuki Shimizu
文章引用:林道郎 Michio Hayashi photo: hideto nagatsuka  costume: hisashi narita  flyer design: atsuki kikuchi




Jun 9, 2015

And Zone 昼 2012/2/11

2012  上野の森美術館ギャラリー
ダンサー:中村恩恵 Megumi Nakamura、廣田あつ子 Astuko Hirota、吉田真由美 Mayumi Yoshida、清水美由紀 Miyuki Shimizu
文章引用:林道郎 Michio Hayashi photo: hideto nagatsuka costume: hisashi narita design: atsuki kikuchi





正しい生き方とはなんでしょうか。
一種の遊びを愉しみながら、つまり、祭ったり、歌ったり…




… 踊ったりしながら、ぼくたちは生きるべきではないでしょうか。
(プラトン「法律」)


May 12, 2015

And Zone 朝 2012/2/10





白い画布、それは一つの不安である
(中井正一「絵画の不安」)




明け方 夢と夢の境界線にあらわれるぼくの断崖は
螺旋状をしているのだ(田村隆一 螺旋状の断崖)


May 19, 2014

紺画風 2007



acrylic color
2007




Jun 10, 2013

去年の冬至 Performance

















冬至 - 私(空間•地球)は変わらない、変わるのは装い
2012/12/21
Performance at taimatz

泉イネ 中村恩恵(ダンサー|振付け家) 廣田あつ子(ダンサー)

撮影:長塚秀人
photo: Hideto Nagatsuka






Jan 12, 2013

ta-庭 ta-garden 2012

ta-庭 冬至の前/冬至/冬至の後と分けられた私はtaimatzという空間です
2012.11.30-12.27







(c) Ine Izumi Courtesy of taimatz
撮影:木奥恵三

Aug 30, 2012

紺画風 2007

2007